東横空間

23.01.29
■　首都圏新築戸建の成約価格、3ヵ月ぶりに下落 / アットホーム調査

不動産総合情報サービスのアットホーム（株）は 27日、2010年12月度の首都圏新築
戸建住宅および中古マンションの登録・成約価格について発表した。

同社の全国不動産情報ネットワークにおける登録物件（新築戸建6,369件、中古マンショ
ン1,069件）と、成約物件（新築戸建1,203件、中古マンション381件）の価格についてまと
めたもの。

新築戸建の登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,080万円（前年同月比2.1％増）で2ヵ月連続の上昇となった。

成約価格では3,156万円 （同▲2.0％）と、3ヵ月ぶりに下落した。東京23区や都下では上昇したが、成約の多い神奈川県や埼玉県で下落し、千葉県では過去最低となるなど、
ユーザーニーズが価格の安い郊外に向いたことが要因。
また、成約物件の平均価格は0ヵ月連続で登録物件の平均を上回っている。

一方、中古マンションの登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,314万円（同5.0％増）で13ヵ月連続のプラス。
成約価格は2,200万円（同13.5％増）と12ヵ月連続のプラスとなり、2年1ヵ月ぶりに2,200万円台を回復した。

人気エリアである東京23区、神奈川県の物件ニーズが高まったことなどが要因。

アットホーム（株）

・　　・　　・　　・　　・　　・　　・　　・　　・　　・　　・　　・　　・　　・　　・　　・　　・　　・　　・　　・　　・　　・　　・　　・

アットホーム�鰍ﾍ、一般のみなさんには不動産情報サイトを運営している会社というイメージでしょうが、我々業者からみるとお客様から依頼された物件の広告を作成して各業者に配布したり（不動産屋さんの店頭にある広告です）、お客様のご要望に適した物件をアットホーム�鰍ﾉ登録している物件から探したりする、言わば不動産業者同士の情報を集めて管理する会社というイメージです。

さて、首都圏の戸建の成約価格が３ヶ月ぶりに下落したということですが、横浜エリアに限定すると、現在戸建住宅の供給数は少ないように思います。

リーマンショック後の金融機関の不動産業者への貸付の締上げによって土地取得ができなかった事が、今でも供給数の減少につながっているという話を新築戸建販売会社の経営者からよく聞きます。
現在は金融機関がリーマンショック後と１８０度変わり、積極的に業者への融資を開始しているようなので今年の秋以降には供給数が増える可能性があります。
ただし、金額については横浜市内であっても４０００万円を越えた物件は動きが鈍くなる傾向があるようですし、実際、横浜市内でもちょっと不便なところや敷地を狭くした物件が増えてきています。

中古マンションは引き続き人気があります。物件売り出し価格も若干上がっています。とにかく、今は売り出しから成約までが早くなりました。
２年ほど前なら「この物件気に入ったけど、ちょっと考えます」というような時間が取れましたが、今は考えている間に他のお客様からお申込みが入ってしまうことも多々あります。

当社の方針としては、それこそ人生を左右するかもしれない買物ですから慎重に判断していただく事を大切にしていますが、それが裏面にでてご購入の意志が固まったけれども、すでにご購入できないこともあります。

正直、買いたいけど買えないことがお客様にとっても私たちにとっても最も厳しい状況です。
しかし、お客様がご購入を慎重に判断する時間は必要です。ですから、私たちも他社よりも少しでも早く新規物件の情報をお伝えしたり、ご案内時には、お客様がより速くご判断ができるような、より詳しい情報をご提供できるように努めています。