【購入したマンションにすでに賃借人がいたら】
あなたは、基本的に前賃貸人と居住者(賃借人)が交わした契約を引き継ぐことになります。まずは、
居住者に自分が新たに新賃貸人になった旨の連絡と新契約書を交わします。
前記したように契約書の内容は引き継ぎますが、賃料の振込み方法や管理方法など変更した旨を記載した契約を締結することになります。
このような手続きはこのマンションを管理してもらう不動産業者(マンション自体の管理会社ではありません)に行ってもらうのが最適です。
管理をしている者として、居住者への連絡などにスペシャルなテクニックは実のところありません。まずは、居住者に安心してもらえるように連絡することが一番だと思っています。
いきなり、
「賃貸人が変わったから、新しい契約書に署名・捺印してくれー」
などと言ったら、振込め詐欺が流行っている昨今、誰も疑心難儀から始まり、大変なこととなります。
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管理会社の仕事としてまずは
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居住者と良好なコミュニケーションを作ること
□ 実務としては電気やガス設備などのトラブル対応
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賃料などの支払いの遅延に対する対応
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契約更新などの書類の作成
・・・ざっとこのような実務をしっかり行ってくれる管理会社を探したいものです。
また、一口に管理といっても、入居者の募集業務から賃料の保証業務までいろいろとあります。
「どのように管理してもらいたいか」という要望を
しっかり管理会社に伝えることも必要です。 |
もちろん、管理会社に委託せず、自分自身で管理をすることも可能ですが、これはあまりオススメできません。管理実務で考えれば、自分で管理することも充分可能ですが、トラブル時の対応や安心感を考えると、管理会社に委託した方がいいと思います。
管理費用は、管理内容(どのような管理をしてもらうか)によりますが、賃料の3%〜10%が目安となります。